文章の型ってなんですか?
文章書くのって難しい。小学生の作文みたいになるんだけど。。。
「樋口式」で有名な小論文のプロである樋口祐一さんの本です。
文章術の本というと基本的な内容はどれも同じようなものですが、この本は文章の型に特化した内容の本となっています。
- 論理的な文章がかけない。
- 小学生の作文みたいな文章になってしまう。
そんな人には、ぜひ読んでほしい1冊なので紹介します。
伝わる文章力がつく本は文章の型が学べる
伝わる文章力の本は文章の型が学べる本です。
文章の型を学ぶことでどんなメリットがあるかというと、下記です。
- 文章の型を使うと上手く見える文章が書ける。
- 文章の型を使うと文章がミニマルにまとまる。
- 文章の型を使うと論理的な文章が書ける。
順番に説明していきます。
文章の型を使うと上手く見える文章が書ける
文章の型を使うということは、ある一定の言い回しをマネるということです。これが文章のテクニックです。
文章が上手いといわれている人は、この言い回しをよく知っているだけです。逆に文章が苦手な人は、この言い回しに学んでこなかったということです。
マネるだけなので簡単に上手く見える文章が書けますよね。
文章の型を使うと文章がミニマルにまとまる
文章の型とは一定の言い回し、要するにテンプレートです。
テンプレートに沿って書くことで余計な文章がなくなります。
さらに文章の論理がブレたり、逸脱したりすることなく説得力のある文章になります。
テンプレートに沿って書くことで、文章がミニマルにまとまります。
文章の型を使うと論理的な文章が書ける
例えば、原因・理由を示す文型の「なぜなら・・・・からです。」
「なぜなら」の後には原因・理由しか書かないですよね。読み手も「なぜなら」が来たので、次は原因や理由が来るんだなと意識します。
読み手と書き手の理解が一致することで、文章が論理手で読みやすい文章になります。
様々な文型を知り、自由自在に扱えるようになることで論理的な文章が書けるようになります。
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伝わる文章力の本で解説されている文型
伝わる文章力の本の中で解説されている文型をいくつか紹介します。
- ベーシック文型:〇〇です、〇〇ます
〇〇だ、〇〇である - 黄金文型 :確かに・・・しかし・・・
- メリハリ文型 :だからこそ・・・だ
- リアリティ文型:◎◎◎◎(重ね言葉)と・・・した
- 構成の型 :結論⇒理由⇒具体例
順番に解説していきます。
ベーシック文型:〇〇です、〇〇ます 〇〇だ、〇〇である。
文章の語尾は合わせましょうということです。最も基本的な内容なので皆さんご存知ですかね?
気を付けたいことは、語尾の連続使用です。小学生の作文のような文章のことですね。
例題
今日は小学校の遠足です。楽しかったです。
これは語尾にバリエーションを持たせると回避できます。
ココがポイント
・・・そうです。
・・・でしょう 。
・・・と思われます。
・・・と感じました 。
だである調のときも同様にすれば、語尾の連続使用は盛られます。
黄金文型:確かに・・・しかし・・・
読み手を説得したい時に使いたい文型が「確かに・・・しかし・・・」です。
使い方は、「確かに」の後に自分の主張と反対の意見を示します。それを「しかし」で切り返し自分の意見を示し、その後に根拠を示す。
反対の意見も考慮することで公平性が出るため自分の意見の説得力が増します。
ココに注意
確かにの後よりも、しかしの後に説得力をもたせる
確かにの後に書きすぎると危険
しかしの繰り返しに注意
使用頻度が高いので、言い回しに注意
メリハリ文型:だからこそ・・・だ
強調のテクニックが「だからこそ・・・だ」です。
「ここが大事なんだ」「これを言いたい!」という部分で使いましょう。
また、マイナスをプラスに転じる効果もあります。
例題
現在、我が社は危機を迎えている。大手のA社が新規参入したため売り上げが落ちる可能性がある。しかし、だからこそ、今が大きく飛躍するチャンスなのだ。
例題のように、危機をチャンスに変えるという風にマイナスがプラスに変わっていますね。ただし、注意点として後に理由の説明が必要です。
力づくで読み手を納得させるテクニックなので、理由がないと説得力がなくなります。
リアリティ文型:◎◎◎◎(重ね言葉)と・・・した
動作をリアルに描写したい時に使いたいのが「とぼとぼ」や「ゴクゴク」などの重ね言葉です。
例題
△ 新商品のジュースをおいしそうに飲んでいた。
〇 新商品のジュースをゴクゴク飲み干した。
〇の方がリアリティがでて、おいしそうな様子が伝わりますね。
構成の型:結論⇒理由⇒具体例
①結論⇒②理由⇒③具体例
報告書などはこの構成の型が基本ですね。
基本的には、ビジネス文書やメールではこの型が使いやすいです。上司もまずは結論が知りたいので、結論から内容という流れの方が好印象です。
ココがポイント
書き出しはシンプルに(例:結論からお伝えします。等)
「とはいえ」で反対意見を考慮しない(主張がブレる)
「ところで」で反語にもっていかない(主張はシンプルに)
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伝わる文章力がつく本は文章の型が学べる本:まとめ
まとめると、伝わる文章力がつく本は
- 伝わる文章力の本では文型が学べる。
- 文型を学ぶと文章が論理的になり説得力がアップする。
- 説得力がある文章は信頼され、伝わる文章になる。
というわけで、伝わる文章力の本は文型に特化して学べる本でした。
文型ごとに演習や具体例がしっかり書いてあるので文型ってなに? というレベルの方にはおススメの文章術の本です。
やはりスポーツにせよ、文章にせよ何事も型が大事です。基本がないと応用もできません。
まとまりがなくダラダラと分かりにくい文章になる。論理的な文章が書けないという方は一度読んでみて欲しい本です。