こんにちは。うりのすけです。
絶賛Webライティングの勉強中です。
今回は、ブログはじめたての参考書としておススメされている「沈黙のWebライティング」を読んだので感想をご紹介したいと思います。
この本をおすすめしたい人
・ブログはじめたての初心者
・ブログのアクセスが上がらず悩んでいる人
ブログの始め方なんかで検索すると出てくるサイトには、必ずと言っていいほどおススメされている本です。読んでみましたが、ブログを始めてからWebサイトを育てていくために必要なことが詰め込まれておりスゴく勉強になりました。
ストーリー仕立てのマンガのような内容なので、活字の本が苦手な方にもおすすめの本です。
『沈黙のWebライティング』は「わかりやすい文章はどう書けばよいのか?」「SEOに強い文章とはどう書けばよいのか?」を深く掘りさげた一冊です。
Web版では取り上げきれなかったノウハウを「解説コラム」として約100ページにわたって追加。「全632ページ」という、前作をしのぐボリュームの実用入門書として仕上げました。
社内のWeb担当者の方やブロガーさん、外部ライターへ発注されている方まで、文章に携わるすべての方へお読みいただきたい渾身の一冊です。
沈黙のWebライディング公式ホームページより
沈黙のWEBライティングは、上記の公式ホームページにて無料で購読することができます。書籍版との違いは100ページの「解説コラム」が追加されているという所です。この「解説コラム」は重要なポイントをわかりやすく解説してくれるのでよかったです。無料のWeb版を読んでみてオモシロかったら書籍での購入をおススメします。
公式ホームページはこちらから
・SEOの基礎知識(Google検索で上位に表示される方法)
・ブログを開設してからの運営の方法
2016年から販売されている情報の変化が速いWeb業界では少し古い本ですが、今でもおススメの参考書として一番に上がってくる理由はブログ運営の本質が書かれているからだと思います。
全7章構成の重要ポイントを解説
沈黙のWebライティングは全7章の本ストーリーの後に、特別解説として本ストーリーの内容を解説というような内容となっています。各章の目次は下記となります。
〈ストーリー 目次〉
EPISODE 01 SEOライティングの鼓動
EPISODE 02 解き放たれたUSP
EPISODE 03 リライトと推敲の狭間に
EPISODE 04 愛と論理のオウンドメディア
EPISODE 05 秩序なき引用、失われたオマージュ
EPISODE 06 嵐を呼ぶインタビュー
EPISODE 07 今、すべてを沈黙させる・・・! !
エピローグ 沈黙のその先に ※書籍書き下ろし
〈特別解説 目次〉 ※書籍書き下ろし
○SEOを意識したコンテンツを作るカギ
○「USP」を最大限に活かすコンテンツ
○わかりやすい文章を書くためのポイント
○論理的思考をSEOに結び付ける
○オウンドメディアに必要なSEO思考
○SEOに強いライターの育成法
○バズにつながるコンテンツ作成のコツ
Amazon商品紹介ぺーじより
この中で、本書の中で特に勉強になったポイントを3つ紹介していきます。
Googleが掲げる10の事実
要するに、Googleが一番大事にしているものはユーザーでありGoogle自体の目標や収益ではなく「ユーザーの利便性」を判断基準としてすべてインターフェースや方針を決めているということですね。
Googleの会社理念のページにGoogleが掲げる10の事実というコンテンツがあります。その1番目の項目が本書にて解説されています。
「 ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」
GoogleのトップページはGoogleのロゴと検索窓だけで、ニュースや広告など全くないですよね。その仕様もユーザーは検索するために来ているので、その他の必要ないものは全て無くすという方針のようです。
検索流入のほぼ全てがGoogleからの流入である現状のWeb社会で私たちブロガーが検索流入を増やすためには、
・ユーザーの役に立つ記事を書く
・ユーザーが使いやすいサイトを作る
ということを第一に考えてブログを運営していけばいいということですね。
もう一点本書で説明されていますが、
「ユーザーは検索したいわけではなく”答え”を求めている」ということです。
ということはサイトに訪れて、求める情報がすぐに見当たらない場合はすぐにサイトを離れてしまいます。
そのため記事構成としては結論をもったいぶらずに初めに述べてしまい、その後に理由などの説明や補足情報を持ってくるという形にするべきということです。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
Google社 公式ホームページ「 Google が掲げる 10 の事実 」より
その他の、9項目についても重要な内容なので気になる方はGoogleのホームページで見てみてください。
選んでもらうには「USP」が必要
「USP」とは「Unique Selling Proposition」の略で「他にはない独自の強み」のことです。
どんなジャンルのブログを運営していくにせよ、同じジャンルのブロガーやジャンルによっては企業のサイトなどがある中で自分のサイトに来てもらうためには他のブロガーや企業にはない「独自性」が必要になるということです。同じ情報を聞くにしても、信頼できる友人や専門家から聞くのと初めて会った人から聞くのでは信頼度が全く違いますよね。
自分の独自性を見つけるというのはスゴく難しい部分かと思いますが、
・この記事は自分でないと書けない内容かどうか
・検索上位記事にない情報を書けるかどうか
この2点を意識して記事をキーワードを絞っていくことが大事になるのだと思います。
ただ、全てを自分で考えてブログを運営していくべきかというとそれは違うようです。参考にしている「manablogのマナブさん」も言われていますが、基本となる考えや良い部分は積極的にパクりその上に独自性を追加していくという方針ですすめていくのが成功への近道のようです。
manablogこちらの記事でブログのパクり方を紹介されてますので、参考にどうぞ
SNSでの拡散も大事
ブログ開設初期では、検索流入はまず見込めないのでSNSでの拡散が大事になってきます。SNSでサイトの認知度を上げるということがアクセスアップにつながっていきます。
知名度があげるメリットとして、「指名検索(サイト名で検索されること)」が得られるようになることがあげられます。指名検索があれば、Googleの検索アルゴリズムの変更により検索順位の変動が来ても影響を最小限に留めることができます。
本書では、SNSでの拡散についても解説されています。
人は目的をもってコンテンツをシェアする。
・シェアしたコンテンツの評価を自分の評価へつなげたい
・シェアしたコンテンツを使って、自分の立場を表明したい
・シェアしたコンテンツをネタに、誰かとディスカッションしたい。
・自分が関わりのある人のコンテンツをシェアすることで、「返報性の原理」の発動など見返りを求めている。
沈黙のWebライティング本書より
SNSで拡散を考えには上記の目的を達成できるようなコンテンツを考える必要があるということですね。
SNSで拡散されやすいコンテンツについても本書では開設されており、いくつか例をあげますと
・賛同できる意見 or 賛同できない意見
・自分の知らなかったノウハウや役に立つコンテンツ
・心温まる感動エピソード
・最新のニュース
・「あるある」ネタなどの共感するコンテンツ
アイキャッチ画像なんかも忘れがちですが大事なようです。画像は情報として一番目につく部分ですので特徴的な内容や画像だけである程度の内容がわかるものだと拡散されやすいようです。
最後に、ブログ初心者はまず読むべき!
WebライティングやSEOに関する初歩的な部分は本書でしっかりと勉強することができます。
「最近ブログを始めました」ってかたは、まず「沈黙のWebライティング」を読んでからブログを始めていった方がアクセスは伸びやすいのかな?と思います。
本書では、SEOの知識や記事を買う上での考え方のような内容なので、併せて「文章術」が学べる本で勉強すると記事の質がもっと向上するようですね。
よくおススメされている本はこちらです。
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」は近所の図書館で貸し出ししていたので、借りてみました。大きな図書館だと結構色んな本があって無料で読めるのでおススメです。
良書は手元において何度も読み返したいと思うので、図書館で借りて良かったら購入するというのがコスパがいいのかな?と思ってます。
「沈黙のWebライティング」の前作として「沈黙のWebマーケティング」という本も販売されており、こちらはマーケティングに特化した内容のようです。こちらはうりのすけもまだ読んでないのですが、同様におススメの本のようですので読んでみたいと思っています。
また、他の書評記事は下記にまとめています。こちらも読んでみてください。